細かさ
20/80
視力は、あなたの約4分の1です
7.49 サイクル/度
コントラスト
0.5%
コントラスト感度は大人の2分の1
聞こえ
+8 dB
赤ちゃんが音に気づくのに、大人より余分に必要な音の大きさ

この時期の95%の範囲は3.64〜15.42サイクル/度です。赤ちゃん一人ひとりの差はとても大きく、この幅を示さずに数字だけを挙げると、誤解を招きます。

色

この時期の色を見分ける力は、モデルでは、赤と緑の軸で成熟時の約100%、青と黄の軸で約100%です。どちらのしくみも生後2か月ほどのうちに働き始めます。「赤ちゃんは何か月も青が見えない」とよく言われますが、その根拠は思われているより弱いものです。

ほかの情報源の数字が大きい理由

赤ちゃんが何を見るかを観察する代わりに、縞模様に対する脳の反応を記録して測ると、同じ時期でも7.49サイクル/度ではなく約22.0サイクル/度となり、2.9倍の差があります。どちらも間違いではありません。脳の反応による値は、目と、脳のなかで視覚を最初に処理する部分が伝えている細かさを推定したものです。観察による値は、赤ちゃんが実際に反応すると確かめられる細かさを推定したものです。このサイトが示すのは観察による値です。親が知りたいのは、まさにその点だからです。

聞こえ方

この時期の赤ちゃんが音に反応するには、あなたが聞き取る場合より約8 dB大きな音が必要です。この差は高い音から順に縮まります。高い周波数は生後1年のうちに大人に近づきますが、低い周波数が大人の水準に届くのは小学生になるころです。

数字が意味すること

20/80ほどで、20/20のおよそ4分の1です。コントラストと色は一年の大半を通じて大人に近い水準で、細かさは小学生になっても良くなり続けます。

ご存じですか?

赤ちゃんとあなたの聞こえの差は、生まれたときの約45 dBから、1歳では約16 dBまで縮まっています。差の大部分はなくなりましたが、すべてではありません。小さな声の会話を聞き取るのは、まだあなたより大変です。

くわしい答え

赤ちゃんの聞こえは、高い音と低い音で、まだ同じ水準にはそろっていません。高い周波数はもう大人との差が約8 dB以内ですが、低い周波数ではまだ大人より約17 dB大きな音が必要で、低い音の聞こえは10歳ごろまで成熟を続けます。

この時期に向いている理由

今、赤ちゃんの目を引くもの

この時期の赤ちゃんがいちばん見やすいもの、つまり「くっきり」「近く」「動く」を基準に並べています。ここにあるのは発達の節目でも、検査でもありません。

01

細かく描かれた絵本

ここまで細かい絵が見分けられるようになるのは、ちょうど今ごろです。生まれたばかりのころなら、ぼんやりした灰色のかたまりにしか見えなかったはずです。

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02

絵本

形がはっきりしていて色もしっかりある絵が、読み聞かせの距離で見分けられる範囲に入ってきます。

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03

鮮やかな色のブロック

この時期には色を見分ける2つのしくみがどちらも働いているので、明暗ではなく色だけの違いにも意味が出てきます。

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出典

  • Banks, M.S. & Salapatek, P. (1978). "Acuity and contrast sensitivity in 1-, 2-, and 3-month-old human infants." Investigative Ophthalmology & Visual Science 17(4), 361–365.
    別の方法で推定した視力(コントラスト感度関数全体から求めた、見分けられる限界の周波数)と、生後早い時期にコントラスト感度が最も高くなる空間周波数がとても低いこと。
  • Banks, M.S. (1980). "The development of visual accommodation during early infancy." Child Development 51(3), 646–666.
    安定した状態でのピントのずれと、調節反応の傾きが生後3〜4か月ごろまで改善することと、調節の誤差が赤ちゃんの視力をほとんど制限しないこと。
  • Braddick, O., Atkinson, J., French, J. & Howland, H.C. (1979). "A photorefractive study of infant accommodation." Vision Research 19(12), 1319–1330.
    約1.3 D(≈ 75 cm)という弱い調節の要求に対して、安定したピント合わせが生後3〜6か月のあいだに現れること。
  • Clavadetscher, J.E., Brown, A.M., Ankrum, C. & Teller, D.Y. (1988). "Spectral sensitivity and chromatic discriminations in 3- and 7-week-old human infants." Journal of the Optical Society of America A 5(12), 2093–2105.
    生後3週で色を確実に見分けられる赤ちゃんはわずかだが、7週ではほとんどが見分けられることと、3週では長い波長(赤の側)が有利であること。
  • Haynes, H., White, B.L. & Held, R. (1965). "Visual accommodation in human infants." Science 148(3669), 528–530.
    覚醒している新生児のピント位置の中央値19 cm。「赤ちゃんは20〜30 cmまでしか見えない」という説のもとになった論文で、この論文が何を裏付け、何を裏付けていないかをアプリで説明するために引用しています。
  • Held, R., Birch, E.E. & Gwiazda, J. (1980). "Stereoacuity of human infants." Proceedings of the National Academy of Sciences 77(9), 5572–5574.
    立体視が生後およそ3〜5か月のあいだに急に現れること。平らな画面では表示できないため、アプリでは説明にとどめ、描くことはありません。
  • Mohn, G. & van Hof-van Duin, J. (1986). "Development of the binocular and monocular visual fields of human infants during the first year of life." Clinical Vision Sciences 1(1), 51–64.
    新生児の狭い視野と、それが最初の一年で広がっていく様子。アプリでは説明にとどめ、周辺を暗くする表現はあえて使っていません。
  • Neijzen, C.M., de Wit, F.M., et al. (2025). "Reference values for the Teller Acuity Cards II (TAC II) in infants and preverbal children, a meta-analysis." Acta Ophthalmologica. doi:10.1111/aos.17447.
    アプリが表示する、行動観察による両眼の縞視力の曲線と、月齢によらず一定である約0.16 log10単位という不確かさ。
  • Norcia, A.M. & Tyler, C.W. (1985). "Spatial frequency sweep VEP: visual acuity during the first year of life." Vision Research 25(10), 1399–1408.
    行動観察による曲線と並べて上限として示す、スイープVEP(視覚誘発電位)による視力の曲線と、同じ装置で測定された大人の基準値24.3サイクル/度。
  • Norcia, A.M., Tyler, C.W. & Hamer, R.D. (1990). "Development of contrast sensitivity in the human infant." Vision Research 30(10), 1475–1486.
    低い空間周波数でのコントラストのしきい値が、生後2〜3週の7%から9週までに0.5%の漸近値まで下がること(大人は0.32〜0.22%)と、コントラストの発達が2つの段階をたどること。
  • Peeples, D.R. & Teller, D.Y. (1975). "Color vision and brightness discrimination in two-month-old human infants." Science 189(4208), 1102–1103.
    生後2か月で、赤と白の色の見分けが確立していること。
  • Regal, D.M. (1981). "Development of critical flicker frequency in human infants." Vision Research 21(4), 549–555.
    生後数週間は臨界融合頻度(点滅がちらついて見えなくなる速さ)が低く、数か月のうちに大人に近い値になること。説明にとどめ、映像では表現していません。
  • Skelton, A.E., Maule, J. & Franklin, A. (2022). "Infant colour perception: Insight into perceptual development." Child Development Perspectives 16(2), 90–95.
    色覚が現れる時期を、生後およそ3週から3か月のあいだとする、レビュー論文の時系列。
  • Varner, D., Cook, J.E., Schneck, M.E., McDonald, M. & Teller, D.Y. (1985). "Tritan discriminations by 1- and 2-month-old human infants." Vision Research 25(6), 821–831.
    生後1か月と2か月で、トリタン(S錐体)による色の見分けが確かめられること。アプリが、青と黄を見分けるしくみが何か月も働かないかのように誇張しない根拠です。
  • ISO 226:2003, Acoustics — Normal equal-loudness-level contours; with Fastl, H. & Zwicker, E. (2007). Psychoacoustics: Facts and Models, 3rd ed. Springer (minimum audible field).
    赤ちゃんのしきい値の上乗せ分を加える基準となる、大人の最小可聴音場の曲線。
  • Olsho, L.W., Koch, E.G., Carter, E.A., Halpin, C.F. & Spetner, N.B. (1988). "Pure-tone sensitivity of human infants." Journal of the Acoustical Society of America 84(4), 1316–1324.
    赤ちゃんの聴力図のもとになる、純音のしきい値の主要なデータセット。
  • Werner, L.A. (2002). "Infant auditory capabilities." Current Opinion in Otolaryngology & Head and Neck Surgery 10(5), 398–402.
    行動観察による聴覚のしきい値が、生後1か月の40〜55 dB SPLから6〜12か月までに10〜30 dB SPLに下がること。生後6か月で4 kHzのしきい値は大人より約10 dB高いだけで、低い周波数は子どもの時期を通して成熟を続けること。蝸牛の働きは出生時にはできあがっていて、しきい値が高いのは中耳と、脳を含む中枢の側によるものであること。

これは視力や聴力の検査ではありません。気になることがあれば、かかりつけの小児科医か小児眼科の医師に相談してください。

これは知覚的な近似であり、赤ちゃんに実際に見えているものを再現したものではありません。実際の赤ちゃんには、一人ひとり大きな差があります。

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